交通事故で弁護士選びが重要な理由

交通事故の賠償金の金額について、弁護士に依頼して金額が妥当かどうかを確認することなく示談をしてしまう方が、少なからずいらっしゃいます。

しかし、相談を受ける際に、相手の保険会社からこのような提案をされたと言って見せていただく提案書面の金額のほとんどは、弁護士からすればとても低い金額の提案となっています。

ですので、弁護士に相談せずに、相手保険会社の言うままに示談をしてしまうと、多くの場合、本来獲得できる金額より相当に低い金額で示談してしまうことになります。

弁護士を頼んだ場合、弁護士は損害額の算定を行いますが、被害者がお怪我をされ、その症状が完治していないという場合には、まず算定に先立って後遺障害の検討をします。

適切な後遺障害の等級認定を受けることは、適正な賠償金を獲得する上で、とても重要なことです。

なぜなら、後遺障害の等級認定を受けるか否か、受けたとして何級であるかによって、賠償金の額が大幅に変わってくる可能性があるからです。

したがって、後遺障害の等級認定の判断を適切にできる弁護士でないと、適正な賠償金を得ることはできない恐れがあります。

次に、弁護士は、多くの場合、適正に認定された後遺障害等級を前提にして、治療費・通院交通費・休業損害・傷害慰謝料・逸失利益・後遺障害慰謝料等を算定します。

この中で算定の差がつきやすいのが、休業損害と逸失利益です。

特に、被害者が個人事業主であった場合には、適正な算定を行うために相当な力量が必要となることがあります。

１２級よりも重い後遺障害の認定を受けているような場合、逸失利益の算定を誤ると、簡単に数百万円以上の損をしてしまうことも稀ではありません。

弁護士に依頼せずに相手保険会社の言うままに示談すると、本来獲得できる賠償額よりも相当に低い額で示談をしてしまう可能性があります。

弁護士に依頼するにしても、弁護士が交通事故を得意としているかどうかによって、獲得できる損害賠償金額が大きく変わってくることが少なくありません。

弁護士選びを慎重に行うことが、適正な賠償金を得るための第一歩だと言うことができます。

交通事故でお悩みの際は、弁護士法人心 豊田法律事務所にご相談ください。